06.さよならを言う前に

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最初から解っていたのです、これが幻だと。自分の夢から紡がれた偽りだと。

「私たちはお前が、どこかで生きていてくれるだけで幸せだったんだ」

ずっと聞きたかった事。母も父もそれは違うと言ってくれた…それだけでいいのです。
例えあなた達が幻であろうとも。

「僕、そろそろ行きます」

ここは暖かくて…優しくて。光に溢れた場所。
でも、リクとして歩んで来た僕が求めるものでは無いから…だから、夢の終わりの
この瞬間に、この夢を見せてくれたあなたに伝えたいのです。
心の底からそう思っている事を。

「こんなに素晴らしい夢を見せてくれてありがとう…」

消えゆく幻にさよならを言う前に。

□切なさの先に20課題□

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